七五三の衣装について

七五三の衣装は、年齢によって変わってきます。
まず3歳の女の子の場合は、子供に負担がかからないよう、晴れ着の帯を巻かないのが基本です。
その代わりとして、袖がなく襟付きの被布を着させます。
3歳児の小さい体に長時間着物を着させるのは非常に疲労を与えるので、できるだけ軽い仕立ての物を選びましょう。
次に5歳の男の子のお祝いは「袴着の儀」と呼び、「袴を着ることで幼児から子供になったことを祝う」という意味合いがあります。
ですから、紋付に羽織袴を着せるのが正装とされています。
この時に雪駄を履かせ、白い扇子と守り刀も持たせると、より凛々しさが増します。
そして、7歳のお祝いには、着物を留める際にひもを用いる幼児の着こなしから、帯を結んで大人と同じ着こなしをする「帯解きの儀」という意味合いがあります。
そのため、体の大きさに合わせて肩上げや身上げなどを施した振袖を着させ、袋帯を結ぶのが基本となります。
その際、丸帯はきちんと結び、帯締めは紅白の組みひもなどを用いるとよいでしょう。